おいしさのひみつ

蒜山ジャージーはなぜ美味しいのか

蒜山はジャージー牛飼育頭数日本一。

日本一の蒜山で作られる、濃厚で新鮮な「蒜山ジャージー®︎牛乳」の美味しさのヒミツをご紹介。

ジャージー牛

おいしい理由 01ジャージー牛だから

ジャージー牛とは英仏海峡に浮かぶチャネル諸島のジャージー島が原産の乳用種牛です。数百年にわたり英国王室御用達の濃厚なミルクを出すため特別に改良されました。

乳脂肪分はもとより良質なたんぱく、ビタミン、ミネラルなどの栄養価が高く、その味は英国王室のお墨付きです。

ホルスタイン種に比べ体がひと回り小さく、乳量が少ないため国内ではあまり飼育されていませんが、近年乳成分の濃厚なミルクを産する乳用種として見直され、その乳は希少価値が高く注目を集めています。

蒜山酪農は1956年の設立以来、一貫してジャージー種にこだわり続け、現在では国内の飼育頭数10,000頭の内、一地域では最多の約2,000頭が、蒜山で飼育されています。

ジャージー種とホルスタイン種の比較

ジャージー種

体重:430kg
体高:131cm
体長:150cm
1日の搾乳量:22.8kg
乳脂肪:4.95%
乳たんぱく:3.94%
無脂乳固形分:9.38%

ホルスタイン種

体重:670kg
体高:144cm
体長:170cm
1日の搾乳量:32.1kg
乳脂肪:3.78%
乳たんぱく:3.26%
無脂乳固形分:8.73%

(一社)家畜改良事業団「乳用牛群能力検定成績」より(H28年岡山県平均値)

 

蒜山の牧草

おいしい理由 02蒜山の牧草をたべるから

ジャージー牛が蒜山に導入された最大の理由は広大な牧草地(当時は未開拓の野原)に恵まれていることです。ジャージー牛は草を乳に変える能力に優れており牧草を主体に与えることで乳脂肪分の高い濃厚なミルクを出すことが出来ます。

蒜山は西日本でありながら、標高500mの高原特有の冷涼な機構にあり、作られる牧草の品種は東北以北で栽培されるイネ科の永年牧草であるチモシーなどが栽培されています。

チモシーは牛の嗜好性がよくβ-カロテンを多く含む栄養価の高い牧草です。各牧場は十分な牧草地を保有しており、年間を通し飼育する全てのジャージー牛に良質な牧草を与えています。
そのため蒜山のジャージー牛はジャージー本来の濃厚で淡い黄色味を帯びたミルク(黄金のミルク)を出すことが出来ます。

ミルク

おいしい理由 03新鮮な生乳から作られるから

黄金のミルクと呼ばれるわけ

蒜山ジャージー牛は、β-カロテンを含んだ牧草を多くたべることで、絞ったばかりの生乳はうっすら金色に輝くことから「黄金のミルク」とも呼ばれています。

美味しいミルクは畑から

ミルクの基となる牧草は、土壌の質が良くなければ良質な牧草を作ることが出来ません。そのため各牧場は美味しい生乳を生産する上で「土作り」・「草作り」・「牛作り」をモットーに取り組んでいます。

良質な生乳は、健康な牛から

水と空気のきれいな蒜山の恵まれた自然のなかで、牛体の健康、搾乳機器や牛舎の衛生管理、牧場の美化に至るまで牛にストレスを感じさせない飼育管理に日々務めています。

蒜山酪農農業協同組合の乳質に係る基準

項目 上期(4月〜9月) 下期(10月〜3月)
乳脂率 4.7%以上 5.0%以上
無脂固形分 9.1%以上 9.3%以上
黄色度 ※ 黄色度17以上

※黄色度は蒜山酪農独自の乳質基準です。

 

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